占室の仕組み

瀧から見える多嘉良先生の占室経営手腕。

弟子一同に占術の依頼が有るのは輪先生がいらっしゃればこそ。輪々華先生という樹木の下で成り立って居ります。

多嘉良先生はご自身も占術家でありながら本質は怜悧な経営者。輪先生の伴侶で弟子でありながら輪先生に広報させています。

クッカの販売は売れて居りますけれども利益が出るものでありません。輪先生が欧州の術品のパイプ役になって居るだけです。多嘉良先生は国内の業者相手に手広く卸して居り利潤を得て居られます。弟子、社員を養う父の様に見受けられます。

輪先生をご自由に遊ばせておき、派生する物から利得を生み出す。多嘉良先生の御先祖様、ご親戚は代々実業家ですから類い稀な商才がお有りだと思います。

瀧にも商売の事は解りませんが輪先生の純粋な眼差しが涙で曇る様な、冷酷な事はなさらない様にと願います。例えば輪先生のお好きな事を制限なさったり。輪先生が交流したいという人を交流させない等の事です。